青春をDX(泥臭く)

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ぼくの話
Created
2022/12
 
12月中旬の社内ワークショップで 青春をDX(泥臭く) と発表したメンバーがいました。
 
一見すると「DX」とは程遠い「泥臭い」との対比(言葉の違和感)が良い。 でも実際のDXは泥臭い。そして青春も泥臭い。
 
違和感と納得感のバランスが心地良かったフレーズだったため、 「青春をDX(泥臭く)」というタイトルで2022年の青春を振り返ることにする。
 
HeaRのミッションは青春の大人を増やす。
青春の大人とは、仕事に恋する大人を指します。 HeaRでは青春の大人の定義を意図的に抽象度高めで留めている。
恋愛で恋に落ちる瞬間は人それぞれ。
  • 顔がタイプ
  • 趣味が合う
  • 性格が好み etc.
同じく、仕事に恋する瞬間も人それぞれ。
  • 成果を出した瞬間
  • 仲間と議論しているとき
  • 仕事も子育ても全力投球している etc.
 
メンバーにも「面談時は会社としての定義(仕事に恋する大人)と、自分の青春の定義(恋に落ちる瞬間)の2つを語ってください」と伝えています。
 
そんな自分の青春の定義は2つ。
  1. 思考占有率が「HeaR」で溢れている瞬間(というか常時)
      • 脳内メーカーで例えると、アイコンが「HeaR」「HeaR」「HeaR」で埋まっている状態
      • 以下は実際の脳内メーカー(このアイコンが全部「HeaR」なんです……)
        • 自分の脳内……ツッコミどころ多いな……
          自分の脳内……ツッコミどころ多いな……
  1. 仲間の青春を目の当たりにした瞬間
      • 例:目標達成を喜んでいる瞬間
      • 例:仲間同士の激論を見た瞬間
      • 例:「自分、青春してます」と面と向かって言われた瞬間 etc.
 
と面談時に語っていたのですが、2022年の後半にかけて自分の青春の定義が1つ増えました。 正確には、もとから仕事に恋していた瞬間を認識・言語化できたといったところでしょうか。
 
それは「HeaRの前進のために創作・発明している瞬間」です。
 
創作や発明とは、いわゆる0→1を指します。
  • 事業の立ち上げ
  • コンテンツの作成
  • オペレーションの再構築
など自分が青春を感じる0→1の業務範囲は広め。
2022年の前半は
  • 資金調達(1億円の資金調達)
  • 採用活動(半年間で6名の正社員と20名近い業務委託の採用)
  • 組織開発
に多くのエネルギーを割いてきました。
これらの活動でHeaRは前進したものの、自分自身の創作・発明する機会は減りました。 減ること自体は悪いことではありません。
しかしHeaRが前進するために創作・発明が必要な場面で、自分のリソースを十分に割くことができなかったことに悔しさを覚えています。 特に事業領域の創作・発明から遠ざかると、あらゆる意思決定の質が下がることを痛感しました。
 
今年の後半(下期)以降 「HeaRのBOSSとして為すべきことに、自分のリソースの大半を割こう」と決意。 自分がやらなくても良い仕事や一時的に優先順位を下げても良い仕事は、積極的にメンバーに渡したり施策自体を止めました。
 
この決意を後押しした書籍の抜粋を残しておきます。 いや、違う。 後押しではなく「為すべきことをしなさい」と、自分の心にグサグサ刺さった戒めの抜粋である。
 
「現場・現物・現実」を見ることなく経営を語るな 経営において基本中の基本となるのが、「現場・現物・現実」の〝三現〟を正しく把握することである。これをせずに机上の空論を振り回す人が多いが、これでは評論家が経営しているに等しい。 by稲盛さんの「成しとげる力」
顧客が見えなくなると、事業成長は止まる 売上や利益などの財務数字は、経営状態を示しますが、それだけではそもそも誰が購入しているのか、なぜ購入しているのかは把握できません。例えば、どんなニーズや特徴を持つ顧客が、どのような具体的な「便益」を得るために自社のプロダクトを購入しているのかは分かりません。顧客が評価する自社プロダクトの「独自性」は何か。競合プロダクトと違う独自性は何か。こういった、顧客とプロダクトの関係が理解できていないから、業績が良くても悪くても次の打ち手が見えず、収益の継続性が難しくなるのです by「顧客起点の経営」
特に重要なこととして、組織の中に成果は存在しない。すべての成果は外にある。企業の場合、顧客が製品やサービスを購入し、企業の努力とコストを収入と利益に変えてくれるからこそ、組織としての成果が上がるのだ。 だがエグゼクティブの目に最もよく見えるものは、常に組織の内部の世界である。また急を要するものが存在するのも、組織の内部の世界である。常に耳にするものは、組織内部の人間関係や摩擦、問題や課題、反対や噂である。したがってエグゼクティブたる者は、外部の現実の世界に直接触れるべく特別の努力を払わないかぎり、組織の内部に焦点を合わせることとなる。しかも地位が上がるほど、外部の出来事よりも内部の問題に注意が向く。 by「経営者の条件」
 
「HeaRのBOSSとして為すべきことに、自分のリソースの大半を割こう」と決意して以降、自分の時間の使い方が大幅に変わった。 当然、創作・発明は1人でできるわけはなく、メンバーの協力があってである。 この場を借りてありがとう。
現在どのようなものを創作・発明中なのか、いくつか抜粋して紹介していきます。

1. Culture Deck

社内の共通認識を強固にするため、候補者への会社説明のためにCulture Deckを作りました。 これはNX(Nakama Experience・人事職)との共作。
 
当資料の作成過程で、HeaRとして大事にしたい組織運営ポリシーを定めました。 もともと「愛と青春溢れる組織をつくり続ける」と決めていたものの、詳細を言語化していませんでした。
「青春の大人を増やす」の実現に向け、まずは自分たちが青春の大人でありたい。 そのために以下3つのことを大事にできる会社であり続けたい。
  1. 心身の健康
  1. つながり(共有-共託-共創)
  1. 自己実現
 
この言語化は個人的に気に入っています。 しかしゴールではない。スタートである。 実現・浸透できるよう、今後も組織開発に力を入れていきます。
 

2. コンサルカリキュラムの再構築

下期(10月)からコンサルティングチームに入って、支援メニューの再構築に取り組んでいます。 属人性を可能な限り取り除きながら、良いサービスを再現性高く提供するための取り組み。 ※コンサルティングにおいて属人性を100%取り除くことは不可(だからこそ楽しい)
 
自分自身も定例ミーティングに参加して顧客の声や行動を収集しつつ、採用コンサルティング事業のアップデートを図っています。
 
  • 企業の魅力の言語化を8種類→24種類に増やし、顧客の採用戦略をより鋭く策定
  • ツールの半自動化に取り組み、分析・レポーティングにかかる時間を半減
  • これまで以上にマーケティング思考を取り入れた支援メニューを開発
 
(以下、コンサルカリキュラムの一例)
 
カリキュラムの再構築過程で印象的なエピソードがある。
とあるカリキュラムについて議論している際、 Aさん「Xが良い」 Bさん「Yが良い」 自分「Zが良い」 全員の意見が割れて、一瞬ピリッとした雰囲気になった。
 
しかし「どの選択肢が最も顧客のためになる?」という問いを全員で考え始めた瞬間 Aさん「Y」 Bさん「Yですね」 自分「Yですな」 と全員の意見がピタッと揃った。
 
今後も自分たちが楽かどうかではなく、顧客に向き合い続ける集団でありたいと思います。
 

3. 2023年の仕込み

実は事業領域の創作・発明(コンサルカリキュラムの再構築)を通じて、新たなインサイトを得ることができた。 そこで11月頃から、2023年に向けた仕込みを始めています。 しばらくは大々的にPRせず、既存顧客を中心にご案内・ご提供していく予定です。
 
自分は常々「HeaRがいた社会と、いなかった社会の差分をつくりたい」と言っているのですが、 この仕込みは間違いなく差分を作れると思っています。 2023年もやったります。
 
 
 
最後に創作・発明にまつわる一節を紹介して締めることとします。
常に創造的な仕事をする 今日より明日、明日よりは明後日と、常に改良改善を絶え間なく続ける。 常に創造的な仕事を心がけ、今日より明日、明日よりも明後日と改良改善をしているかどうかで、独創的な経営ができるかどうかが決まってくるのです。 皆さんの経営する会社がどのような産業分野にあるにせよ、「同じことを同じように毎日繰り返してはならない。常に創造的な仕事をする」ということを業務方針として謳い、経営者が率先してその範を示していけば、3-4年後には必ずや、素晴らしい技術を開発できる創造的な企業に生まれ変わっているはずです。 by「経営12ヵ条」
 
2023年は今年の反省を踏まえ、毎日創作・発明の打席に立ち続ける。
 
時には失敗するかもしれない。 時には後退するかもしれない。
 
それでも泥臭く進んでいく。 泥にまみれても進んでやる。
 
HeaRの発明を通して青春の大人を増やしたい。 HeaRの発明を通してHR業界を更新したい。
 
青春を泥臭く。 すべては青春の大人を増やすため。